バイク(スーパーカブなど)の荷台に折りたたみコンテナを設置し、配送作業や折りたためる収納BOXとして利用するケースは以前から有効な手段として活用されています。
最近では、自転車の荷台に折りたたみコンテナを設置するケースも散見されるようになり、これはネット通販時代の配達業務の増加や、フードデリバリーサービスの増加によるものが背景にあります。
先日Uber Eatsの配達員が自転車の荷台に取り付けた折りたたみコンテナにバッグを入れて運んでいるのを見たときは、折りたたみコンテナの上手な使い方!と感動しました。
自転車の荷台に折りたたみコンテナを取り付けるメリット・デメリット
自転車の荷台に折りたたみコンテナを使用することのメリットは、使う時は広げて使わない時は折りたたむことでコンパクトな板状になる、折りたたむと1/4~1/5になる箱ということです。
一般的に自転車に取り付けるカゴは金属製メッシュが主流で、折りたためるようなカゴは後輪の横に取り付けるサイドBOXのようなものしかありません。
とくに自転車の荷台に設置するカゴは金属製メッシュのカゴ一択といった状況です。
それを折りたたみコンテナにすることで収納BOXとしての容量と自由度が増す、フタ一体型の折りたたみコンテナならば少しの雨でも対応できる、折りたたみコンテナに南京錠をつけることで防犯にもつながるメリットがあります。
デメリットは取り付けに少し工夫が必要
自転車の荷台に折りたたみコンテナを取り付ける方法は、折りたたみコンテナのの底に穴を開け、ステーなどを使い荷台と固定する方法しかありません。
ゴムバンドのみでの固定は難しく、折りたたみコンテナの底に穴をあける加工が必要となるので自転車屋さんに依頼しても作業してくれないでしょう。
つまり折りたたみコンテナを自転車の荷台に取り付ける作業は自分で行うが基本になります。
取り付けの動画も参考にどうぞ。
折りたたみコンテナは完全防水ではありません
自転車の荷台に折りたたみコンテナを使用する際に考慮すべきもう一つの点は、完全防水ではないことがあげられます。
フタ一体型の折りたたみコンテナであれば水やホコリなどからある程度保護することはできますが、一般的な折りたたみコンテナは防水設計にはなっていません。ですので中に入れるものは気象条件から保護する対策をとりましょう。
ウバッグを入れるなら50Lサイズ
折りたたみコンテナにウバッグ(ウーバーイーツのバッグ)を入れてデリバリーすることを考えると、ウバッグの底面が46cm×30cmなので最低でも50Lサイズ以上の折りたたみコンテナでないと入りません。
※一般的な50Lサイズの折りたたみコンテナ有効内寸の底面は約50cm×33cm
フタ一体型の折りたたみコンテナを使うならゴムバンドが必要
自転車の荷台に折りたたみコンテナを設置してウバッグを入れてデリバリーする場合、フタ一体型の折りたたみコンテナではウバッグの高さによりフタを閉めることが出来ません。
なのでフタを開けっ放しにするのですが、そうなると観音開きのフタが振動でパカパカ動いてしまい音がうるさくなってしまいます。
これを防ぐにはゴムバンドなどでフタを固定してしまうか、最初からフタ無しタイプの折りたたみコンテナを使うかになります。
ただし、フタ無しタイプの折りたたみコンテナはいかにも業務用・家庭での収納用っぽいカラーやデザインが主流です。
フードデリバリーの必須アイテムである雨具の収納を考えるとフタ一体型の折りたたみコンテナの方が便利です。
一度設置すれば後が楽
自転車の荷台に折りたたみコンテナを設置することは使わない時はコンパクトに折りたたんだ板になる、広げれば大きな箱になるといった利点があります。
面倒な点は加工と取付、それでも一度設置すれば後が楽といったメリットがあり、付けっぱなしが嫌な場合は脱着可能なフリーキャリアを間にかまして折りたたみコンテナを脱着可能にする方法もあります。
自転車のパーツで有名なOGKからはワンタッチで取り外せるフリーキャリアのベース台やアダプターが発売されており、これらを組み合わせることでも自転車の荷台へ取り付けるBOXのバリエーションを増やすことができます。
ただし一般的な折りたたみコンテナはフタ一体型でも完全防水ではないので天候には注意して使用する必要があることを覚えておきましょう。
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