効率アップの鍵！折りたたみコンテナ（折りコン）のTP規格とは？

折りたたみコンテナ（折りコン）のTP規格とは、底面の形状が一定の大きさのブロックでできたコンテナ箱の事、あらゆるサイズの容器が嵌合（かんごう）できるようになっています。

嵌合とは軸と穴が嵌り合っていることで、機械部品などの組み合わせを表す言葉です。様々なサイズのコンテナを組み合わせて使えることからクミコンとも呼ばれています。

サイズが異なる折りたたみコンテナでも段積み（スタック）できるTP規格

TP規格のプラスチックコンテナの特徴はサイズがバラバラでも段積み（スタック）できるように、物流管理を総合的に考えられてた規格で作られています。

作業効率のUPなどに初めて折りたたみコンテナを導入…と考えている際に、どのような種類のものを選べばよいか分からない場合は物流管理を総合的に考えられたTP規格を選べば後々失敗しないでしょう。

また納入業者や取引先がTP規格のコンテナを使っている場合は合わせるなどの方法があります。

家庭・アウトドアや小規模の在庫管理や仕分けのようなシーンでの折りたたみコンテナの使用を考えてる場合は同じメーカーの同じサイズ×個数で揃えるほうが使いやすいでしょう。

TP規格の折りたたみコンテナには商品名や品番に「TP」「TPO」「TP型」「TP規格」のような記載がされている場合があります。

中には商品名や品番にTP規格の記載がないものがあるので、TP規格の折りコンを考えている方はしっかりと確認しましょう。

ＴP規格とは物流効率を追求するために大手自動車メーカーと共同開発したコンテナ規格です。

コンテナをTP規格に沿ってサイズやバリエーション展開することで全てのコンテナで相互に嵌合を可能としています。

物流管理を総合的に考慮して設計された容器やパッケージの規格で、効率的な運搬や保管、取り扱いを可能にするために構築されています。

TP規格折りたたみコンテナの特徴として、底面の形状が一定の大きさのブロック状になっている点が挙げられます。これにより、異なるサイズや形状の容器を組み合わせて効率的に運搬できるようになっています。

例えば、異なるサプライヤーや業界間で使用される折りたたみコンテナが、同じ底面の形状を持つことで、輸送や保管時に容器同士がスムーズに嵌合しスペースを有効活用することを可能としているのです。

TP規格は物流業界において効果的なコスト削減や作業の合理化を実現するため、供給チェーン全体の効率向上に貢献、異なる種類の容器やパッケージが統一された規格に基づいて設計されることで、物流プロセスの複雑さを軽減し、作業の迅速化と品質の向上を実現します。

総合的に言えば、折りたたみコンテナのTP規格は、異なるサプライヤーや業界間での物流を円滑にするための枠組みであり、効率的な運搬や保管を可能にする重要な要素となっています。

コンテナの規格は、TP規格以外にも「MES規格」「NES規格」などがあります。

MES規格とは製造工程の把握や管理、作業者への指示や支援などを行う「製造実行システム」のこと。工場の生産ラインの各製造工程と連携できることが特徴の規格です。

NES規格とは企業、会社が制定した規格規格のことです。